2019.10.



 宿題をしていた旭が「パパ、音読聞いて」と言って国語の教科書を取り出し「ごんぎつ ね」を読みだした。「あれ?この話は小学生の頃に習ったっけ?確か哀しい物語だったはず ...」朗読する旭の声を聞きながらそんなことを思い出し、懐かしい気持ちになった。読み 終わった旭に「パパも習ったことがある。好きな物語やったよ。」と伝えると、旭はふーん という顔をして連絡ノートを出し「ハンコ」と言うので、私はそこに「宿題完了」のハン コを押してやった。このノートは明日の授業や宿題のお知らせの他に「3 分日記」という 項目があり、子どもがその日学校であった出来事や感想などを書き、担任の先生がコメン トを寄せている。帰宅した旭に学校どうだった?と聞いても「ふつう」と応えていたのに、この日記を読むと学校生活が垣間見え中々どうして面白い。さて、どんなことが書いてあるかというと...「4/23今日は友達とつつじを飲んでおいしかったです。」「6/11今日は選書会がありました。お父さんの知り合いの横山さんにあいさつができたり、おもしろそうな本もあって楽しかったです。」「10/3今日は算数がありました。計算の仕組みを調べる勉強をしました。やってみると意外とむずかしかったです。もっと勉強した方がいいなと思いました。」この他にも昼休みに鬼ごっごして遊んだことや体育のマット運動が楽しかったこと、市の音楽祭の為の合奏練習が大変だったり眠くて眠くてたまらない一日もあったようだ。日記の当初はひらがなや誤字も多く、9歳男子がズルいと思ったことや納得いかない抑えがたい感情がそのまま表現されていたけど、最近は自分が何故怒っているのかを拙いなりに説明しようとする姿勢が見えるようになった。先生もそこを褒めて下さっている。にしても家と学校、先生や友達の前では態度も違うだろう。学校生活は窺い知れない。

 「9/5道徳「ごめんねって言われたら」ぼくがごめんねっていわれたら気持ちがこもっていたらゆるしてあげようと思います」ああ、あのことかな・・・親だけが思い当たる我が子からのシグナル。見落とさないようにしたい。  
昇より





















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