2017.10.



 日曜日に旭が小さい頃からお世話になっている農家の「田中のおいちゃん」の畑に芋掘 りに行きました。小雨降りしきる中でしたが、合羽に長靴、手にはスコップを持った旭は、 すでに到着していた祖父母と田中さんに元気良くご挨拶して、照れくさそうに田中さんに お手紙を渡しました。手紙には旭が夏休み中にピーマンを育てたことが書いてあったり、 スタバで撮った写真が入っています。おじさんは手紙をポケットにしまうと私たちを畑に 案内し「好きなだけ持っていき」と言い残して納屋へ行ってしまいました。

 仕事で遅れてきたママとも合流していよいよ芋掘り開始です。細長い芋畑に立った祖父 が鍬を振り下ろし、旭がスコップで芋を掘り起こしていきます。土の中から大小形も様々 な赤紫色の芋が現れると、「ハートに似とる」「あっ君のが一番大きいんやないん」などと 歓声が上りました。ザクッザクッと小気味良く鍬を扱う祖父の姿を見ていた旭は「俺もや ってみたい」と言って、鍬を重たそうに抱え祖父に掘り方を教わっていました。次々と掘 り起こされる芋を祖母とママが手分けしてスーパーの袋に詰めていきます。「今夜は芋ご飯 に芋の味噌汁、芋のてんぷら、あ、野菜も揚げて冷蔵庫の中をついでに処分、うん、芋づ くしにしよう」と話し込んでいます。

 1時間程で切り上げ田中さんに御礼を言って「今度は畑仕事のお手伝いに来ます」と約 束して帰りました。その後私たちは土まみれの芋をきれいに洗って実家や近所、こどもの 広場に届けに行きました。「田中のおいちゃん」家でとれた芋を受け取って下さった皆さん の表情を見ていると何だか嬉しくなりました。私たちの「ホンの気持ち」をお届けできて 良かったです。

 宣言通り夕食は芋料理のオンパレード。かぼちゃのようなとろんとした甘さの芋もあっ てとっても美味しかったです。旭曰く「今年一番うまい!」とお褒めの言葉を頂戴しまし た。ところで旭は「いもらす何号」だったのでしょうね?

 こちらの「ホン(本)の気持ち」も忘れずに、ね!?
昇より





















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