2017.3.



 この連載が60回を越えました。5年ちょっとさせて頂いています。当時1歳 7か月だった旭は3月3日で7歳になり4月からは小学2年生です。これまでは 旭の成長に追い立てられるような日々で、一年一年があっという間に過ぎていきました。

 先日開いた誕生日会で出席してくれた両親たちと旭のDVDを見返したのですが、 「あれ?こんな子だったっけ?」と思うくらい、顔の表情や声質、仕草や態度、 物の言い方が変わっていることに驚きました。今は知恵がついたと言いましょう か。あどけなさと利発さをブレンドしたような元気溌剌な男の子がいて、抜け目 ない眼差しで聞き耳をたて、時に大人の都合に合わない子憎たらしい事を口にし たりするのですが、そういったやりとりも育児の喜びの一つと思えるようになり ました。

  社会の中で生活していると、人との接し方や距離感に悩んだり、適当な返事で ごまかして取り繕ったり、思ってもないようなことを言って相手に合わせたりす ることとかありませんか?私にはあるんです。こんな一面が...。悩みの起因は自 分にあり全ては自分次第だと頭では分かっているんですが、楽だから人のせいに したり、ね。

  クヨクヨして自分自身に嫌気がさして気持ちが滅入り、澱のような沈んだ気持 ちを抱えたまま子どもと接すると、色んなことを抱え込んでいた気持ちは楽にな るのですが、やっぱりダメですね。ちゃんとしないと。旭は何も言いませんが教 えてくれます。だから子どもと正面から真剣に向き合える日々が嬉しくて、かけ がえのないものだと実感しています。

  この連載を続け記された記録を通じて、せめてもの父親らしいこととして彼の 励みとなり、将来の一助となってくれるのなら有難い事です。改めてこの機会を 頂いたこどもの広場の皆さんに感謝申し上げます。 今日で終わりじゃありません!!お父さんは頑張る宣言です!これからもご贔屓下 さいませ(笑)
昇より





















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