2016.12.



 ちょっと悩んでいることがあるんです。旭がゲーム機を欲しがるようになりま した。買い与えるべきかどうかを先送りにしているのですが、昨年のクリスマス に忘れられない出来事がありまして・・・ 24日の夜、旭はサンタに手紙を書きました。

 「さんたんへ、きてくれてありがとう。スーパーマリホメーかと、すりいBSを ください(原文まま)」それを枕元に置き、ツリーにお願いして眠りました。翌朝、 手紙がなくなりプレゼントが置かれています。旭にサンタがやってきました。私 は寝たふりをして旭の様子を窺っていたのですがどうもおかしい。包みを開けて も嬉しい声が聞こえません。お願いすればもらえると思って心待ちしていたゲー ム機ではなく、スポーツ用のウィンドブレーカーが届いていました。襖の向こう でママとの会話が聞こえるのですが声に元気がなく、しまいには「サンタさん間 違えた。あわてんぼう」と言って泣き出してしまいました。私は起きるに起きら れずママがなだめている頃合いを見計らって起きましたが、しょんぼり顔の旭を 見ているとなんとかしてやりたい親心。

 ところが、クリスマスの出来事が忘れられなかった私は、スマホの「マリオ」 をダウンロードして(無料アプリなのに課金までして)とうとう旭にさせてしまっ たんです。喜ぶ我が子の顔見たさに!これが良くなかった。ゲームに熱中して面 白さに興奮した旭は私のスマホを持ってきて所望してきます。最初は控えめに催 促していたのですが徐々に大胆になり、近頃は私が帰るとニコニコしながら「お かえりなさいパパ(とマリオ)」と出迎えられる始末。ようやく、親として自分の した事が本当に旭のためになったのかと、深く考えるようになりました。子ども を喜ばせるためには、何でもアリの親では情けない。

 3 月 3 日は旭の誕生日。「本当に旭のためになるのは何か」日々反省と悩みの 父です。
昇より



















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