2016.02.



我が家にランドセルがやってきました。

 生まれた時は2830グラムだった男の子が、4月からは一年生です。早いものですね。嬉々としてランドセルを背負って部屋中を走り回る旭の姿を見て感慨もひとしおです。

 新入学の準備は順調でしたか?ハイ。我が家はそうでもありませんでした。のんびり屋の両親なので「ま、そのうちに」と思ってやり過ごしてましたし、ランドセルや机の購入も年を越して値頃を見極めてやっと購入しましたから。だから大事な書類があっても提出が遅くなりますよね。ハイ。「児童クラブ」への申し込みがギリギリになってしまったんです。

 児童クラブってあるんですね。放課後学校で子供を預っていただける支援制度。昭和46年生まれの私の子供の頃にはなかったですね。母は専業主婦でしたし周りも似たような家庭が多かったですから。だから当時そうではなかったご家庭ではどうしていたんでしょう。この支援制度はいつ出来たんですか。児童クラブの存在は子供の頃の家庭の記憶が基準だった私にとって、社会も複雑、家庭環境も大きく変化したことを実感した出来事でした。有難い制度ですね。

 先日その大切な書類を持って旭を連れて学校へ届け出ました。学校は工事中で校庭には梅がちらほら咲いており、傍らに二宮金次郎の像が建っています。下足箱の掲示板にはまどみちおの「朝がくると」が貼ってありました。「朝がくると とび起きて ぼくが作ったのでもない水道で顔を洗うと ぼくが作ったのでもない洋服を着て ぼくが作ったのでもないごはんをむしゃむしゃたべる」

 長い廊下を走り出した旭の先、1階の突き当りに「児童クラブ」がありました。部屋に入ると懐かしい「学校」の香りがしてきます。伺った時はお昼時だったので子供たちがお弁当を食べていました。それまでにも書類に不備があり何度もママが行き来してましたから先方も顔を覚えていたようで、何とか申し込みも済ませることが出来ました。やれやれです。

 学校の制服を着てランドセルを背負って4月から1年生になる旭がここでどんな学校生活を送るか楽しみです。

 「ねえママ、学校、お昼寝ある?」

 ・・・ご期待ください。

昇より

















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