2013.07.



 ママが足の小指のつけ根付近を骨折した。
下関出身のタレント菊田あや子さんの食レポ取材同行中、次の店舗を探しているときに足元のブロックに気づかずにつまずき転倒。
腫れはあるものの歩けるし、本人も周りの私たちも捻挫程度で大丈夫だろうとタカをくくって週末をそのままやり過ごしたのが過ちで、むしろ腫れがひどくなっているため病院で診てもらったら「骨折」だった。
膝下までのギブスと松葉づえ姿で帰ってきた。
「二週間はこのままだって。あまり出歩かないようにと言われた。ごめんね。私の不注意で」と、本人も相当ショックのようで私も可哀そうに思えてならなかった。

 山中家の一大事。
よりにもよってこのときはCome on! FMの15周年関連行事も重なり忙しかった。
当然ママはそのことを知っているので不自由な暮らしの中でも自分の事は自分でしようとするし、旭の事が気になる。
私は会社に行くと仕事に集中するので家の事が後回しになり、気が利かなくなる。
お互いの心のバランスのようなものがズレだした。

 15周年も終わり普段の生活に戻ったある日事件が起こった。
勤務中にママが「パパお昼ご飯どうする?」と聞いてきたのだが、私は急な仕事の依頼で頭がそっちにいっていて「適当な返事」をしてしまった。
ママはムッとして「この足で買い物行けないでしょ。私がこんなに不自由しているのにそれはないでしょ。」という顔をした。
私はしまった! と思ったが後の祭り。

 その夜謝った。
思いやりに欠けていたと。
ママもこの人には「さっしてほしい」というよりもきちんとお願いした方がいいと賢明な判断をしたようで許してもらい、私も救われた。
ささいなことがきっかけでこうなってしまうことはどの家庭でもあることだろう。
今はお互いに確認できて良かったと思ってる。

 気を付けよう。「普通そうするでしょ」と思うことに自分がいかに鈍感だったかを。
子育ても「してるつもり」かもしれないし。

 あっ、最近ママのギブスがとれました。
昇より



















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